Presence Voice <第3回>



  •  日本において、さまざまな性的マイノリティのオープン化によって、以前に比べれば性的マイノリティの、とりわけユースにとって「コミュニティ」という場所は参加しやすくなり、自由で解放的な人が増えたとは言えるでしょう。
  •  しかしながら、孤立している性的マイノリティ(かもしれない人を含め)、クローゼットの人は依然として存在し続け、あるユースがクローゼットであるかないかということは、その後のライフスタイルをめぐってますますオープンなマイノリティと差を生み出しています。そしてそれは本人の葛藤という問題だけでなく、家庭的、地域文化的、地理的な不均衡や情報格差とも無縁ではありません。
  •  孤立しているクローゼットのユースを単に「本人の問題」にしないために、「コミュニティ」活動はなにが可能であり、またなにが求められているのか。「コミュニティ」とはなにか、そのあいまいさや限界も視野に入れながら、孤立しているユースにとってどのような道が提供できるのかを探っていきたいと考えています。

  • 日 時
  •     2009年8月8日(土)  16:00-18:00
  • 会 場
  •     かながわ県民センター 301号室(定員90人・先着順)
  • シンポジスト
  •     加藤 慶氏 横浜国立大学大学院 非常勤教員、社会福祉士
  •     石川大我氏 NPO法人 ピアフレンズ代表理事
  • 主 催:
  •     かながわレインボーセンターSHIP、横浜Cruiseネットワーク
  • 問い合わせ先:
  •     かながわレインボーセンターSHIP 電話045-306-6769
  •     (開館時間 水・金・土 16:00〜21:00、日曜・祝日15:00〜18:00)